ルーコ 井上の「喜びを、創ろう」。集客・ブランディングの日々。

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集客・ブランディングのコンサルティングと、それに関わるWeb・印刷物 企画制作の、株式会社ルーコの代表です。 「喜びを創ろう」を基本理念に活動する日々を書いています。

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食べ物に思いを馳せる : 夢農人立ち上げの背景2

2010年11月11日 08:07

食べ物に思いを馳せる : 夢農人立ち上げの背景2

-----食べ物に、「すごいなー!」

食べ物に困らなくなったのは、
私が小学校にあがって、
しばらくしてからと
記憶しています。

とは言っても、
まだ、同級生よりは「お腹が減っている」状態で、
友達の家に遊びに行くと出てくる
食べ物(特にお菓子類)にはいつも驚き、
(それが一般家庭の普通の状態だと思いますが)
「すごいなー!」と言葉に発することなく
強く思っていました。


-----食べ物への畏敬と興味

さらに暴露してしまうと・・・

学校から帰るときは、
給食の配膳室に忍び込んで、
手付かずで残っているパンなどを
拝借したりしておりましたし、
空き地になっている木苺(?)や
近所のお庭から道路に枝がはみ出している
いちじくだったかざくろだったか、
果実など拝借して、
むしゃむしゃ食べておりました。
(ごめんなさい・・・)

いつの時代ですか?
という感じの話ですが、
昭和50年代です。

食べ物にまったく困らなくなっても
「食べ物がある」という状態への感謝と
食べ物への畏敬と興味は、ずっと続き、
大人になっても根強く残っています。

母は、「食べられるのは、お父さんのおかげ」と、
「ご飯粒ひとつまでお百姓さんのおかげ」と
しょっちゅう言っていました。

三つ子の魂百まで、です。



-----食べ物の原点・命の原点を担う人

食べ物に思いを馳せると
その 大もとは、農業ということに
思い至ります。

初めて自分の仕事上で農業の方がお客様になり、
農業のことをいろいろ聞いて思ったのは
「食べ物の原点である農業に
もっと陽が当たったら
生産する人も、販売する人・料理する人も、食べる人も
みんなもっと喜ばしい状態を作ることができるに違いない」
ということです。

食べ物がない、という状態を経験したことで、
食べ物の原点・命の原点を担う人への尊敬と、
その現状をよくするために働くこと、
またそのために働ける喜びは、人一倍、
いや、何倍も、何倍も・・・なのです。



つづく・・・
→「難病を発症 : 夢農人 立ち上げの背景3」へ進む


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前の記事
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※この、「食べ物に思いを馳せる」話は、
弊社運営サイト「農家のためのWeb戦略」において
→弊社が農家に関わる理由/「農家さんのお役に立とうと考えた理由」と題し
まとめています。


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Posted by ルーコ 井上美穂 │コメント(2)カテゴリ:夢農人 立ち上げの背景
この記事へのコメント
美穂さんもそう言う時代あったんですね。現代の日本人のほとんどにない経験ですね。お腹が空いて空いて悲しくなる程空いて、眠って忘れようとしても目が冴えて眠れない程になる。幼い時では随分つらかったでしょうね。きちっと食べると病気もしなくなりますね、色んな物事のありがた味を理解出来る素晴らしい大人に成長出来たのでは。
Posted by 味楽亭 たけ橋味楽亭 たけ橋 at 2010年11月15日 19:43
味楽亭 たけ橋さま

コメントありがとうございました。
そうですね、現代ではなかなかない体験を
させてもらってよかったと、今では思えます。
「素晴らしい大人」にはまだほど遠いですが、
色んな物事のありがたみをかみしめながら
生きていきたいと思います。
Posted by ルーコ 井上 at 2010年11月16日 09:53
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