なんとかかんとかっていう棒

ルーコ 井上美穂

2013年08月12日 09:15

お盆休みの間にまた登山計画があり、

前回の蝶ヶ岳 登山で残念なめにあった雪渓

その対策の“棒”を、豊田市駅前のT-FACEの

Laughing Campany(ラフィング カンパニー)に買いに行きました。

以前、ロープ(ザイル)を買いに行き、とっても親切に

教えて下さって、少し好きになってた店です。


「あのー、雪渓で使う、なんとかかんとかって棒

ありますか?

雪渓を素手で渡ってたらいろんな方に

その棒が必要だよって言われたんですが、

名前忘れました」

なんていうシロウト丸出しの質問にも、

「それは、ピッケルのことですね。こちらです」

と、まったく呆れることもなく、

真剣に応えてくれるところが、感動でした。

どっと安心感が込み上げてきました。

ああ、自分たちもこうあらねば、と気付かされる対応でした。

そんなことも知らないの?とでも
言いたげな対応だと

お客様は気分を害してしまいますが、

ここの店員さんはとても親切

使い方まで教えてくださり、なるほどー!と思ったのですが、

そもそも、行こうとしている山に、

8月なかばに雪がまだ残ってるのかなと疑問もあったので、

前回行った山は、ああでこうで、次に行こうとしてるとこは、妙高山なんです。

と、言ってみたら、

「北アルプスのその季節は・・」

とか、

「雪が溶けるには雨が必要性で・・・」

とか、

「妙高なら今の季節、ピッケルいらないです。大丈夫です」

と。

詳しい。


実は別の棒も欲しかったので、その棒について、

あれこれ説明したら、

「それは、ストックですね。ピッケルとはまったく別物です。こちらです」

と、案内され、数多くのストックがならんで、

何をどう選んだらいいかわからない私に、

親切丁寧に説明してくださり、

こちらを惚れ込んで購入!




子ども連れのときは、

この棒を
どうしたらいいかまで教えてくれて、

店員として当たり前のことをしただけかもしれませんが

私としては大満足して、大事に棒を抱えて帰ってきました。

ほかによかったことは、こちらが話しかけないかぎり、

放っておいてくれることです。

なんだ?どうしよ?という過程も楽しいものです。

でも、
ともすると、めちゃめちゃベテランかもしれないのです。

聞かれるまで放っておくという接客がとても快適でした。

まだ使ってもいない棒の先から先まで

こんなとこや・・・




こんなとこや・・・



こんなとこまで・・・





超気に入ってしまい、

登山も楽しみだが、

この棒を使うのがすごい楽しみ


なんていう状態になっております。


私たちは、物販ではなく、

かたちのない、見えないものを販売していて、

これがいい、という鉄則が崩れることもあるし、

一筋縄ではいかないので、

これが参考になるかどうかもそのとき次第ではありますが、

とても勉強させられた一件でした。


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