妊婦になっても仕事命

ルーコ 井上美穂

2010年11月20日 08:09

昨日の記事、
「産まれるまでの波乱」の続きを書きます。



-----妊婦になっても「仕事命」

仕事して家に帰る頃には、おなかの子も疲れるのか、
毎夜、おなかがカチカチに硬くなり、
帰るとすぐ横になっておりました。

すごくわかりやすいシグナルで、
帰宅が夜7時を過ぎると、カチカチ。
8時を過ぎると、ガチガチ。
9時を過ぎて帰宅するともう、痛くて
横になったきりなかなか起き上がることができない、
という状態でした。

妊婦が一人暮らしというのはかわいそうだ、と言って、
姉が、マンションの隣の部屋に引っ越してきてくれました。
息子の小学校を転校させてまで、そうしてくれたのでした。

そのおかげで、夜は安心して床に就くことができました。

家に帰ってから寝るまでの間に・・・
今日いかに人に助けられたか、
今日どんな嬉しいことがあったか、など
前向きなことだけを言葉に出して
おなかの子に話しかけました。

これは、自分にとっても、前向きになれたという点で、
結果として とてもよかったと思います。
社長が前向きでないと、スタッフもお客様も前向きになれない・・・
前向きでないところからは何も生まれない、と思うからです。

(とはいっても、ちょっとしたことで悲しくなったり
感動したりして、よくポロポロ泣いておりましたが・・・
それは妊婦特有、かもしれません)

臨月になって、おなかがパンパンのときには、
“駆け込み需要”といいますか、
「産まれる前に作って」というお客様もいて、
産まれる4日前までがんばって出勤していました。

やはり、仕事命、みたいなところは
妊婦になっても変わりませんでした。



-----確実に生きて産まれてくる、という安心感

産まれそうなときに姉が仕事中だった場合は、
自分で病院へ行くことを想定し、
タクシー会社の電話番号はいくつも携帯に登録。
タクシーを汚さないための
防水シーツとタオルと・・・いろいろと
「いつきてもOKセット」を用意しておりました。

仕事は、スタッフに引き継げるものは引き継ぎました。
自分が1ヶ月、あるいはそれ以上、
営業活動をまったくすることができないので、
当然仕事は減ることが予想できましたが、
存続することができるだけでもありがたいと思いました。
2人のスタッフは、ほんとによくがんばってくれました。

父・母 ふたりとも「応援するわ」と言ってくれて、
精神的な支えになってくれました。

早く復帰しよう!と思っていました。

おなかの子は、「いつ産まれても大丈夫」なくらい
大きくなり・・・そうなるともう
「自分が死んだって確実に生きて産まれてくる」
という安心感がありました。


-----食べ物は、人を病にも健康にもする

今思っても、やはり、
食べ物ってすごい。

重病人を健康にし、さらに、
健康な母親にまで育てあげることもできるのです。



そして、おなかが重くて「もう動けん・・・」
という状態になり会社を休んで3日目に陣痛が始まりました。




つづく・・・
→産むときの波乱-----37時間の恐怖



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夢農人の立ち上げの背景
 その他の記事

(1)飢えていた・幸せは食卓にあり
(2)食べ物に思いを馳せる
(3)難病を発症
(4)極度のネガティブから・・・
(5)国産を食べるという食事療法
(6)発信する使命感
(7)産まれるまでの波乱

▼番外編
 広告屋になった理由

 妊婦になっても仕事命

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