先日のこと・・・
豊田市勘八町の、勘八山の上にあるオイスカ中部さんで、
職員のみなさま8名の勉強会講師としてお話してきました。
講師というと、先生みたいですが、私には先生はとてもつとまりませんので、
体験談の発表です。
体験談の発表によって、みなさんの今後に何かお役に立てるのであれば本望、
と思い、ご依頼をお受けしました。

オイスカさんは、東南アジアをはじめ、世界各国からの研修生を迎えて
農業や日本の規律などを指導し、祖国で活躍する人材を育てる機関です。
職員のみなさんは、その人材育てとその周辺の仕事を職とする人たちです。
外部から講師をよんで、人材育成についてみんなで学ぼうという勉強会を始めたということです。
その第一回目の講師として呼んでいただきました。

「人材育成をテーマに1時間」というご依頼で、
私は人材育成というほどのことはしていないと思うので・・・とあせりながら申し上げたんですが、
「外の世界をなかなか見ることのない自分たちに、
今がんばってる人から話をしていただきたいので是非！」
ということでした・・・恐縮でしたがお受けしました。

私は今、スタッフを非常に信頼していて、スタッフがお客様の喜びを創ること、
スタッフの成長が一番の喜びです。
が、そうなるまでには創業から7年か8年くらいかかっていました（現在創業10年です）。
創業から6年たった頃は、信頼どころか責めの心がいっぱいでした。
それから2年で、気持ちに変化があり、自分が変わらなくては！と反省し
いつのまにか、スタッフみんなにとても感謝し愛情を感じるようになりました。
そうなると、会社の雰囲気、体制とも、いい意味で激変しました。
あらゆることが、スタッフの自発で遂行されていく会社になりました。
小さなことも、大きなこともありますが、毎日感動して見ています。
激変していく最中もまたいろんなことがあり、さらに反省・前進をし、
自分もみんなも成長してきました。

「喜びを創ろう」の理念のもとで、以前とは別の会社みたいだ、という人がいるくらい、
また、自分でもそう思うくらい変わりました。
変わらない理念があり、それは変わらずに、常によい方向へ変化を重ねる必要があります。
だから、もちろん「よくなった、完成だ」ということはなく、今後も努力し続け変わり続けていきますが、
今現在までのことで語ることはいっぱいありました。
創業に至るまでのことも、現在のことを語るには重要な部分だったので、少しお話しました。

話し終わったらピッタリ1時間でした。
一回も時計を見ませんでした。見ている心のゆとりがありませんでした。
だから・・・不覚にも、ブログ用の写真をとる心のゆとりも全くありませんでした。
帰り際に“はっ！”と思い出し、後から「みなさんで撮った写真送って下さい」と
お願いして入手したのがこの写真です。
仕事への使命感でイキイキしているみなさんです。



1時間もよく話したなあと後から思いますが、一生懸命お話し、気付いたら1時間、でした。
そのピッタリ具合にも拍手をいただきましたが、
熱心に話を聴いていただき、感想・質問もたくさんいただきました。
話し終わったあとに、質疑応答があったのですが、みなさん積極的で、
目が輝いていて、海外からの研修生を育てて国際的に貢献することに対して
いかに熱心かが伝わってきて心打たれました。

すばらしい思い出ができましたし、刺激を受けました。
感謝です。

オイスカ中部の小杉さんが、ブログ上でも、このときのことを紹介して下さいました。
ありがとうございました。